よもやもダンプ

気が向いた時にアウトプットしておくところ

GoatTrackerの使いそうなキーコマンド一覧

キーコマンド一覧は本体に付属のreadmeとかF12で開くヘルプで見れる。
でも英語をいちいち読むのはツラくて面倒なので日本語に。
全然使い慣れてないけど個人的に使いそうなコマンドを調べつつ、とりあえずメモしてみる。

コマンド関係のまとめはこっち。

rerrahkr.hatenablog.com

一部のコマンドは反応しなかったり、別のキーで動作したりした。普段使ってるキーボードがJISキーボードだからかもしれない。

  • 個人で確認したものは斜体
  • 筆者の環境で動作しないものは打ち消し線
  • ShiftはCtrlでもOK
  • “<”,“>"は”(“,”)“または”[“,”]“で代用可(筆者の環境では一部代用不可)

一般

全体で使えるキーコマンド。

Key 効果
F1 最初から曲を演奏する
F2 ソングエディタで設定した開始位置から曲を演奏する
F3 パターンエディタに表示されているパターンを最初から演奏する
F4 演奏を停止する
F5 パターンエディタへ移動
F6 ソングエディタへ移動
F7 インストゥルメント/テーブルエディタへ移動(ボタン押下で切り替え)
F8 曲名エディタへ移動
F9 SID・PRG形式へのエクスポート設定画面に切り替え
F10 曲データ読み込み(パターン/ソング/曲名エディタ時)
インストゥルメントデータ読み込み(インストゥルメント・テーブルエディタ時)
F11 曲データ保存(パターン/ソング/曲名エディタ時)
インストゥルメントデータ保存(インストゥルメント・テーブルエディタ時)
F12 ヘルプ表示
Shift+F1 現在の再生位置に合わせてパターン/ソングエディタを動かしながら最初から曲を演奏する
Shift+F2 現在の再生位置に合わせてパターン/ソングエディタを動かしながらソングエディタで設定した開始位置から曲を演奏する
Shift+F3 現在の再生位置に合わせてパターン/ソングエディタを動かしながらパターンエディタに表示されているパターンを最初から演奏する
Shift+F4 パターンエディタでカーソルがあるチャンネルのミュートON/OFF
Shift+F5 再生スピードを下げる
Shift+F6 再生スピードを上げる
Shift+F8 音源チップをMOS6581/8580に切り替え
Shift+,
;
ソングエディタで設定した演奏開始位置を全チャンネル前へ1つずらす
Shift+.
:
ソングエディタで設定した演奏開始位置を全チャンネル後ろへ1つずらす
Tab エディタ切替え
Shift+Tab 逆順にエディタ切り替え
Ins 行挿入(パターン/ソング/テーブルエディタのみ)
Del 行削除(パターン/ソング/テーブルエディタのみ)
Shift+Esc 曲データ最適化または曲データ初期化
Esc 戻るまたはプログラム終了

もちろん矢印キーも使えるし、Home,End,Page Up,Page Downも使える。

パターンエディタ

ノート(音符)を打ち込むエディタ。画面左半分。

Key 効果
+または- インストゥルメント切り替え
*または/ オクターブ切り替え
<または>
Shift+←または→
パターン切り替え
Backquote チャンネル切り替え
0-9&A-F パラメータ入力
Space 編集/ジャミングモード切り替え
Return キーオフをセット(カーソルがキー列を選択中)
インストゥルメント/テーブルエディタへの参照先へ移動(カーソルがインストゥルメント/コマンドデータ列を選択中)
キーオフ(ジャミングモード中)
Shift+Return キーオンをセット(カーソルがキー列を選択中)
Backspace レスト(何もしない)をセット
Shift+Backspace レスト(何もしない)をセットしコマンドをクリア
Shift+Space カーソル位置から演奏開始
Shift+1または2または3 指定したチャンネルをミュートON/OFF
Shift+Q 半音上げる
Shift+A 半音下げる
Shift+W 1オクターブ上げる
Shift+S 1オクターブ下げる
Shift+O パターンを1/2倍に縮める
Shift+P パターンを2倍に伸ばす
Shift+J オーダーリストで直後のパターンと結合
Shift+K カーソルの位置でパターンを切り分ける
Shift+↑または↓ マーキング
Shift+L パターン全体をマーク/アンマーク
Shift+X パターン切り取り
Shift+C パターンコピー
Shift+V パターン貼り付け
Shift+E コマンドコピー
Shift+R コマンド貼り付け
  • Shift+Jでパターンを結合するときは、ソングエディタで結合元となるパターンを選択してパターンエディタに入っている必要あり。

ノート(音符)入力

デフォルトではProTracker Note-Entry Modeになっている。
このモードでは下のようにキーの位置が各鍵盤とそれぞれ対応している。

 2 3  5 6 7  9 0
Q W ER T Y UI O P
^
Qが現在のオクターブ(画面左下に表示)より一つ高いド

 S D  F G H  K L
Z X CV V B NM , .
^
Zが現在のオクターブ(画面左下に表示)のド

また、ジャミングモードでキーをパターンに書き込まず単に鍵盤として引くことができる。

ソングエディタ

パターンの列を指定して曲の流れ(オーダリスト)を管理するエディタ。画面右上。

Key 効果
<または> サブチューン選択
+または- トランスポーズ(移調)コマンド挿入
0-9&A-F パターン番号入力
Space F2押下での演奏開始位置セット
Backspace F2押下での演奏終了位置セット/解除
Return 選択したパターンを編集(パターンエディタに切り替え)
Shift+R リピートコマンド挿入
Shift+↑または↓ マーキング
Shift+L 全オーダーリストをマーク/アンマーク
Shift+1または2または3 カーソルのあるチャンネルと指定したチャンネルを入れ替える
Shift+X オーダリストの切り取り
Shift+C オーダリストのコピー
Shift+V オーダリストの貼り付け
Shift+Space F2押下での演奏開始位置全チャンネルセット
Shift+Backspace F2押下での演奏終了位置全チャンネルセット/解除
Shift+Return 選択した列のパターンを編集(パターンエディタに切り替え)

インストゥルメントエディタ

音色のエンベロープ指定、テーブルポインタを設定するエディタ。画面右中段上。

Key 効果
<または>
+または-
インストゥルメント選択
*または/ オクターブ切り替え
F7 テーブルエディタへ移動
0-9&A-F パラメータ入力
Space 音色のテスト再生
Shift+Space 音色のテスト停止
Return テーブルエディタへの参照先へ移動(Wave/Pulse/Filtertable PosまたはVibrato Param選択時)
Shift+N インストゥルメント名を編集
Shift+X インストゥルメントの切り取り
Shift+C インストゥルメントのコピー
Shift+V インストゥルメントの貼り付け
Shift+S インストゥルメントのスマートペースト
Shift+U インストゥルメントに関連したテーブルデータのスクロール表示許可/不許可
Shift+Del
Shift+Backspace
インストゥルメントと関連するテーブルデータを削除
Shift+Return 参照先のデータが空のテーブルポインタをセットし移動(Wave/Pulse/Filtertable PosまたはVibrato Param選択中で値が"00"の時)
  • スマートペースト - 単なるペースト(貼り付け)と違い、各パターンで設定しているインストゥルメント番号が自動で再配置した番号に書き換わる。

テーブルエディタ

インストゥルメントの波形、ポルタメント、ビブラート、ファンクテンポ(グルーヴ?)の指定をするエディタ。画面右中段下。

Key 効果
<または>
+または-
インストゥルメント選択
*または/ オクターブ切り替え
Backquote テーブル切り替え
F7 インストゥルメントエディタへ移動
0-9&A-F パラメータ入力
Space 音色のテスト再生
Shift+Space 音色のテスト停止
Return インストゥルメントエディタのWave/Pulse/Filtertable PosまたはVibrato Paramへ移動
Shift+Ins インストゥルメントのWave/Pulse/Filtertable Posを変更せずに、参照先のテーブル位置に列を挿入(Wave/Pulse/Filtertable時)
Shift+Q ポルタメントコマンドでの変化量を1/2ステップ分速くする
Shift+A ポルタメントコマンドでの変化量を1/2ステップ分遅くする
Shift+W ポルタメントコマンドでの変化量を現在の音程差の2倍分にする(Speedtable時)
変化スピードを2倍にする(Pulse/Filtertable時)
Shift+S ポルタメントコマンドでの変化量を現在の音程差の1/2倍分にする(Speedtable時)
変化スピードを1/2倍にする(Pulse/Filtertable時)
Shift+L モジュレーション指定を<リミット、速度>から<時間、速度>に変換
Shift+N ノートの相対指定の正負を逆転(Wavetable時)
スピードパラメータを正負を逆転(Pulse/Filtertable時)
Shift+O テーブル最適化
Shift+R キーの相対/絶対表記切り替え
Shift+U インストゥルメントに関連したテーブルデータのスクロール表示許可/不許可

ポルタメントの変化量関係のコマンド

個人的に違いがわかりづらかったところなので詳しくメモ。

  • Shift+Q,A系は、ステップ(変化時間)を基準にした変化量指定。元データと同じ変化量まで達する時間が1/2ステップ増える・減る。
  • Shift+W,S系は、オクターブ(音階差)を基準にした変化量設定。元データの変化量の2倍または1/2倍の変化量になる。

例えば4ステップで音程の変化が完了するポルタメント設定をしていたとき、各キーコマンドで元の変化完了時と同じ音程にするために必要なステップ数は下の表のようになる。

Key 必要ステップ数
(元データ) 4 steps
Shift+Q ×2 3 steps
Shift+A ×2 5 steps
Shift+W 2 steps
Shift+S 8 steps

曲名エディタ

曲名、作曲者、著作権を記述するエディタ。画面右下。
ここは普通に文字を打つだけ。
上下矢印キーで入力欄変更。左右矢印キーでカーソル移動はできない。


こうやって自分でまとめるだけでも知らなかったコマンドとかがあって勉強になった。

(2017/07/26: 語の整理、誤字修正、ノート入力の欄追加)
(2017/07/30: 語の整理、テーブルエディタにShift+Lを追加)
(2017/08/02: 語の整理、サブチューン関連のコマンド追加、リンク追加)